乗換案内通りにはいかない

乗換案内通りにはいかない

私は、コロナ禍になる前は、日本全国をまわる営業をしていました。営業の仕事を始めるまでは、旅行に行く際にも自分の気に入ったところばかり行っていたこともあり、自分が住んでいる近くにしか行ったことがなかったのですが、この仕事をし、47都道府県中37都道府県に行くことができました。当時は平日は営業先をまわり、土日に家に帰るという生活をしていたのですが、コロナ禍で移動を制限されるようになってしまった今となっては、貴重な経験ができたと思います。

1週間出張に出かけて家に帰れないというデメリットはありましたが、営業先をまわる中で、その日の仕事が終わった夜には訪問先の名物を食べたり、観光スポットを見たりと楽しいことも多かったです。そんな中で私が大変だったことの一つは、交通費の関係もあり、なるべく週ごとに今週は●●地方を回り、来週は○○地方を回ろうと計画を立て、アポを取るようにしていましたが、先方様の予定もあり、予定がうまく組めず、今日は東北地方だけど、明日は関西に行くというような予定になってしまうこともありました。

アポを取る段階で、乗換案内で前日のアポ先から翌日のアポ先までたどり着けるか?を検索し、たどり着けることを前提に予定を組んではいますが、その日の天候や交通事情、先方様とのお打合せの時間が延びたりと当初検索していた乗換案内通りにいかず、予定していた移動先までたどり着けないということが何度もありました。その経験から、その日の宿泊先はたどり着く目処が立ってから予約するようにしたりと失敗から学ぶことも多くありました。

また、どうしたら、予定していた移動先にたどりつけるか?を検索して、なんとかその日中にたどり着けた時には、なんとも言えない達成感を味わうことができました。そんなドキドキハラハラする経験もありましたが、今は営業として日本全国をまわることはなくなってしまいましたが、数年経った今でも、主要な新幹線が止まる駅では迷わず歩けるようになったり、各地の名物やおいしいお店などがわかり、コロナ禍で移動が困難になった今でも過去に行ったことがある地域の方と話をする際の雑談で役立ったりしています。

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